2025年7月16日、宮島礼吏氏による大人気ラブコメ漫画『彼女、お借りします』(以下、かのかり)の第41巻が発売され、同日にはアニメ第4期の放送もスタートしました。通常であれば“祝・新刊発売!”“アニメ新シーズン開幕!”と盛り上がるタイミングですが、今回はネット上で予想外の炎上が発生しています。
しかもその炎上の火種は、前巻の第40巻にまでさかのぼります。
🔥 第40巻:衝撃の“振られ展開”にファン激怒

✔️ 突然の「NO」がもたらした波紋
第40巻では、ついに主人公・木ノ下和也がヒロインの水原千鶴に告白に近い形で思いを伝える場面が描かれます。しかし返ってきたのはまさかの拒絶。
「私、和也くんのこと、そういう風には思えない」
この展開に、連載を追い続けてきたファンからは悲鳴にも近い反応が噴出。SNSでは「和也がここまで頑張ってこれかよ……」「今までの積み重ねは何だったの?」という失望の声が多数。
📺 SNS・YouTubeでの炎上状況
この展開は瞬く間に拡散され、YouTubeでは“【かのかり】第40巻でファンブチギレ!?振られた主人公と失望する読者たち”といった解説動画が複数公開され、再生数を伸ばしています。
X(旧Twitter)では、以下のようなコメントが多数確認されています:
- 「好きな作品だったのに今回で完全に萎えた」
- 「炎上するのも当然。何年引っ張ったと思ってるんだ」
- 「水原が冷たすぎる。ご都合主義すぎる」
❗ 海外ファンからも不満の声
Redditなど英語圏コミュニティでは、
“40 volumes and still no real development. I’m done.”
というようなコメントが支持を集めており、“海外勢すら呆れた展開”として話題になりました。

📚 第41巻:リアルデート展開と「300万円問題」でさらに炎上
一転して第41巻では、拒絶からの関係修復を図るような流れで、和也と水原が「レンタルじゃないリアルなデート」に出かける様子が描かれます。東京ジョイポリス、ファミレス、ゲーセン、駄菓子屋など、青春真っ只中のデートが展開されます。
一見、心温まる展開のようにも見えますが、ここでも読者の間である事実が再燃します。

💸 和也=300万円貢ぐ男?
ファンの間で再び注目されたのが、和也が水原の夢のためにクラウドファンディングなどで支援してきた金額が約300万円にのぼるという事実。
これについて、SNSでは以下のような声が出ています:
- 「大学生が彼女でもない相手に300万!?生活費削ってまで!?引くわ」
- 「水原がそれを当たり前みたいに受け取ってるのがもう無理」
- 「愛情ではなく依存と搾取にしか見えない」
YouTubeでも「ヒロインが酷すぎる!金だけ取って、恋愛感情はナシ!?」という煽り動画が急増し、再び炎上が拡大。
🧠 なぜこれほど批判が起きたのか?3つの要因分析
① 恋愛進展の引き伸ばしが限界
『かのかり』は連載開始から恋愛成就までのテンポが非常に遅く、すれ違いや誤解が繰り返されてきました。読者の間では「いつまでこの関係続けるの?」という不満が長年くすぶっていました。
第40巻での振られ展開はその“限界点”だったと見ることができます。
② 現実離れした金銭感覚
和也が大学生という立場で数百万円規模の支援をしているという展開は、共感よりも違和感が強く、多くの読者がついていけないポイントになりました。
また水原が“貧乏で夢を追っている”キャラでありながら、それを当然のように受け取る描写に「リアリティのなさ」「倫理的な違和感」が指摘されています。
③ 作者の構成上の問題
ネット上では、
- 「ストーリーがループしてる」
- 「新展開に見せかけて結局何も変わらない」
といった“構成力”への批判も多く、作者・宮島氏の描写に対して疑問を持つ読者が増加しています。

💬 ファンのリアルな声(X・掲示板・動画コメント)
ポジティブ派の声
- 「デートシーンは本当に甘酸っぱくて良かった」
- 「水原が少しずつ素を見せ始めてる感じがして、今後に期待」
- 「特装版の千鶴ミニ画集、めっちゃ可愛かった!」
批判派の声
- 「そろそろ和也報われてほしい…さすがに不憫すぎる」
- 「千鶴の態度が計算高く見えてきた」
- 「金銭描写で一気に冷めた」
📺 アニメ第4期との連動で印象は変わるか?
アニメ第4期は、第41巻のエピソードに深く関わってくる内容で、視聴者にとっては“補完”の役割も果たす可能性があります。
実際、過去にも「アニメで見たら感動できた」「声優の演技で印象変わった」という声があったため、今回も火消しになる可能性は残されています。
しかし、アニメでも振られ展開がそのまま描かれると、さらなる火に油となるリスクも否定できません。
✍ 編集部コメント:いま、かのかりは“転換点”にある
『彼女、お借りします』は、連載当初から「王道ラブコメ+少し現代風のリアルさ」を融合した作品として、多くの支持を集めてきました。
だが、連載が長期化する中で、“引き延ばし”と“主人公への過度な負担”という構造的な課題が浮き彫りになってきたのは事実です。
それでも、物語には確かに希望があります。水原の態度の変化や、和也の成長が少しずつ描かれている今こそ、次の展開に注目すべきタイミングとも言えるでしょう。
炎上は人気の証拠でもあります。
作品がどう反転していくのか、それを見守るのもまたファンの楽しみなのかもしれません。
✅ この記事のまとめ
- 第40巻は“振られ展開”でファン離れを招く火種に
- 第41巻では“300万円問題”が再燃してさらなる批判が発生
- 恋愛進展の遅さ、金銭描写のリアリティ欠如、構成上の課題が炎上理由
- アニメ第4期での描写次第で評価が変わる可能性あり
次巻の展開やアニメ視聴後の読者反応も含め、引き続き注視していきたい『彼女、お借りします』。
ファンとして、そして読者として、今後の展開にこそ期待しましょう。
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